[定期テストと受験勉強]
結論から言うと
「定期テストの作業は,受験勉強に繋がらない」
というと,いろいろと物議を醸しそうですが,
定期テストの作業と受験勉強は別物であると言うことです.
特に中学生においては内申点が高校受験の中で大きな割合を占め,
定期テストの結果が内申点に直結するために
生徒保護者の最大の関心事は定期テストの結果です.
定期テストは普段学習を真摯にしない人たちにとっては
最低限の知識技術獲得のセイフティーネットになっていることは否定できません.
ただ,定期テストと受験勉強は全く方向性が異なるものであり,
その接続性は全くありません.
この事実に教師にしかり、保護者にしかり無頓着であること
さらに営利目的とした塾の指導者は無頓着であるのならばまだしも,
無意識に不安を煽ることに危機感を抱きます.
定期テストは狭い範囲の事項を確認するための試験です.
従って,何も理解していなくてもある程度,繰り返し
試験範囲のワーク等を繰り返し解いていれば点数は
取れてしまうものです.
もちろん,この作業をやらずに点数が良くならない子供も存在します.
その結果,多くの塾ではワークをやらせることを授業の中心に置き,
その管理のために保護者はお金を消費するという構造が跋扈しています.
本来ならば,「子供にやるべきことをやらせる」というのは
ご家庭での躾の範疇ですが,それを放棄し全てを他人に丸投げし
お金と引き換えに子供の管理を他人に任せ,
塾側は資本主義の原則に従って顧客のニーズに
応える形で存在していることが,
今も昔もあまりにも多すぎるように感じます.
定期テストは短期記憶のテストであり
普段全く勉強をしない子供であっても,
直前にある程度の強制下でやれば
点数は取れてしまうものです.
ただ,英語や数学のような積み重ねの教科は,
今までの基礎知識がどれほど身についているかにより
獲得できる点数は変動します.
このように基礎知識が欠如している子供に対しては
根本的な指導が必要となります.
短絡的に次のテストで〇〇点upという目標ではなく,
根本的な教科指導,時には思考の矯正が必要となります.
例えば,
どこまで戻れば良いのか.
何に躓いているのか
どのような思考になっているのかを
丁寧に紐解いてじわりと育てていくことが大事になります.
もちろん有能な指導者は,長期的
(少なくとも半年近くかけて)な展望の中で
その子供を育て,鍛えていきます.
なので,巷に溢れる短絡的な
「◯◯点up保証」「◯◯位上昇!」などの文言には
子供のことを大切に思っている大人や
勘のいい子供は違和感を感じるはずです.
特に上位校へ進学していく子供達や保護者は
そんな文言には見向きもしません.
そのような大人たちのあざとさを本能的に感じ取り,
怪しさを実感しているので,近づかないようにしています.
陳腐な文言に怪しさがあることを実感しています.
加えて,定期テストの作業は受験勉強の実力向上
には何一繋がっていないことを
子供達は本能的に感じ取っているのです.
一方で,受験勉強はかなり範囲が広いので,
基本的に忘れることを前提にしたテストです.
なので,忘れても思い出させるように理解し,
流れを自分自身の力で導出,再現することが
不可欠になります.この段階を経た上で,
如何に問題に対して瞬時に反応できるかを
訓練する必要があります.
教員や指導者が
「定期テストの勉強を頑張れば,受験に成功する,学力が上がる」
と言うことがいかに間違った方向づけとなっているのかを
認識していない場合が多岐にあります.
正しい方向は
「新しく学ぶ概念を自分の言葉で説明できるまでに理解を深め,
整理をし,問題に対して瞬時に取り出せるようにしておくのが
受験当日に対しての準備としておく」
のが正しい方向です.
ところが
そんな準備をしていたら時間がない
手っ取り早く点を取る方法を教えてくれ
と言う声が多くの保護者・子供達の本音ではないでしょうか
そのようなニーズに答えるために塾(特に補習塾)は試験前に
ワークをやらせるためだけの補習や授業を組むのです.
そして,定期試験が終わるとやらなくなる
という滑稽な状況を生むのです.
そして,定期テストが終わった頃,巷には
「◯◯点up! 〇〇点保証」
「無料授業〇〇週間」「順位◯◯位上昇!」
などの広告があちこちに現れ始めるのです.
(なんと資本主義の原理と人間の弱さ,
エゴイズムにのっとった戦略でしょうか!)
加えて近郊の中学校で評定では教科により異なりますが
なんと4,5が全体の半数近くつくという実態があります.
この状況だと
3をとると悪い
4がやや悪い
5が普通
という感じです.
評定は4以上は取らないと・・・
という状況になっています.
今後どうなるのでしょう.
当塾では定期試験が終わると
やっと学習ができるぞ!と皆喜んでいます(?)
そして自分は応えるように学習会・質問会を組みます.
定期試験の問題というのは端的に言えば
ほとんどが使用している問題集からそのまま出題されるので,
何も理解しないまま解答を覚えるだけでなんとかなってしまう
性質のものです.
実際,満点近くとる子供はそのようなテストと認識していますし,
定期テストの学習で実力がつくとは全く考えていなく,
時間の無駄と思っています.
このような子供は数学・物理のような学力があれば必ず得点が取れる
テストでは試験前に勉強をすることは決してないです.
英語も普段から学力をつける学習をしていれば
定期テスト前にちょっと教科書を確認するだけです.
教科書の訳を書きとらせるという塾の不思議な指導者も存在します.
中学3年間,中高6年間あるいは高校3年間
目の前の定期テストだけを直前に短期記憶だけで処理していく
子供達は,結局何の学力がつかないまま大人になっていく.
逆に丁寧に学習をし自分の中にしっかりとした土台を養成した子供は
その後の人生において使える道具の質が全く異なります.
この残酷な事実を我々大人は指摘しなければなりません.
少なくとも当塾ではこの点においては,先に提示した類の塾とは
全く異なる立場であります.
つづく
結論から言うと
「定期テストの作業は,受験勉強に繋がらない」
というと,いろいろと物議を醸しそうですが,
定期テストの作業と受験勉強は別物であると言うことです.
特に中学生においては内申点が高校受験の中で大きな割合を占め,
定期テストの結果が内申点に直結するために
生徒保護者の最大の関心事は定期テストの結果です.
定期テストは普段学習を真摯にしない人たちにとっては
最低限の知識技術獲得のセイフティーネットになっていることは否定できません.
ただ,定期テストと受験勉強は全く方向性が異なるものであり,
その接続性は全くありません.
この事実に教師にしかり、保護者にしかり無頓着であること
さらに営利目的とした塾の指導者は無頓着であるのならばまだしも,
無意識に不安を煽ることに危機感を抱きます.
定期テストは狭い範囲の事項を確認するための試験です.
従って,何も理解していなくてもある程度,繰り返し
試験範囲のワーク等を繰り返し解いていれば点数は
取れてしまうものです.
もちろん,この作業をやらずに点数が良くならない子供も存在します.
その結果,多くの塾ではワークをやらせることを授業の中心に置き,
その管理のために保護者はお金を消費するという構造が跋扈しています.
本来ならば,「子供にやるべきことをやらせる」というのは
ご家庭での躾の範疇ですが,それを放棄し全てを他人に丸投げし
お金と引き換えに子供の管理を他人に任せ,
塾側は資本主義の原則に従って顧客のニーズに
応える形で存在していることが,
今も昔もあまりにも多すぎるように感じます.
定期テストは短期記憶のテストであり
普段全く勉強をしない子供であっても,
直前にある程度の強制下でやれば
点数は取れてしまうものです.
ただ,英語や数学のような積み重ねの教科は,
今までの基礎知識がどれほど身についているかにより
獲得できる点数は変動します.
このように基礎知識が欠如している子供に対しては
根本的な指導が必要となります.
短絡的に次のテストで〇〇点upという目標ではなく,
根本的な教科指導,時には思考の矯正が必要となります.
例えば,
どこまで戻れば良いのか.
何に躓いているのか
どのような思考になっているのかを
丁寧に紐解いてじわりと育てていくことが大事になります.
もちろん有能な指導者は,長期的
(少なくとも半年近くかけて)な展望の中で
その子供を育て,鍛えていきます.
なので,巷に溢れる短絡的な
「◯◯点up保証」「◯◯位上昇!」などの文言には
子供のことを大切に思っている大人や
勘のいい子供は違和感を感じるはずです.
特に上位校へ進学していく子供達や保護者は
そんな文言には見向きもしません.
そのような大人たちのあざとさを本能的に感じ取り,
怪しさを実感しているので,近づかないようにしています.
陳腐な文言に怪しさがあることを実感しています.
加えて,定期テストの作業は受験勉強の実力向上
には何一繋がっていないことを
子供達は本能的に感じ取っているのです.
一方で,受験勉強はかなり範囲が広いので,
基本的に忘れることを前提にしたテストです.
なので,忘れても思い出させるように理解し,
流れを自分自身の力で導出,再現することが
不可欠になります.この段階を経た上で,
如何に問題に対して瞬時に反応できるかを
訓練する必要があります.
教員や指導者が
「定期テストの勉強を頑張れば,受験に成功する,学力が上がる」
と言うことがいかに間違った方向づけとなっているのかを
認識していない場合が多岐にあります.
正しい方向は
「新しく学ぶ概念を自分の言葉で説明できるまでに理解を深め,
整理をし,問題に対して瞬時に取り出せるようにしておくのが
受験当日に対しての準備としておく」
のが正しい方向です.
ところが
そんな準備をしていたら時間がない
手っ取り早く点を取る方法を教えてくれ
と言う声が多くの保護者・子供達の本音ではないでしょうか
そのようなニーズに答えるために塾(特に補習塾)は試験前に
ワークをやらせるためだけの補習や授業を組むのです.
そして,定期試験が終わるとやらなくなる
という滑稽な状況を生むのです.
そして,定期テストが終わった頃,巷には
「◯◯点up! 〇〇点保証」
「無料授業〇〇週間」「順位◯◯位上昇!」
などの広告があちこちに現れ始めるのです.
(なんと資本主義の原理と人間の弱さ,
エゴイズムにのっとった戦略でしょうか!)
加えて近郊の中学校で評定では教科により異なりますが
なんと4,5が全体の半数近くつくという実態があります.
この状況だと
3をとると悪い
4がやや悪い
5が普通
という感じです.
評定は4以上は取らないと・・・
という状況になっています.
今後どうなるのでしょう.
当塾では定期試験が終わると
やっと学習ができるぞ!と皆喜んでいます(?)
そして自分は応えるように学習会・質問会を組みます.
定期試験の問題というのは端的に言えば
ほとんどが使用している問題集からそのまま出題されるので,
何も理解しないまま解答を覚えるだけでなんとかなってしまう
性質のものです.
実際,満点近くとる子供はそのようなテストと認識していますし,
定期テストの学習で実力がつくとは全く考えていなく,
時間の無駄と思っています.
このような子供は数学・物理のような学力があれば必ず得点が取れる
テストでは試験前に勉強をすることは決してないです.
英語も普段から学力をつける学習をしていれば
定期テスト前にちょっと教科書を確認するだけです.
教科書の訳を書きとらせるという塾の不思議な指導者も存在します.
中学3年間,中高6年間あるいは高校3年間
目の前の定期テストだけを直前に短期記憶だけで処理していく
子供達は,結局何の学力がつかないまま大人になっていく.
逆に丁寧に学習をし自分の中にしっかりとした土台を養成した子供は
その後の人生において使える道具の質が全く異なります.
この残酷な事実を我々大人は指摘しなければなりません.
少なくとも当塾ではこの点においては,先に提示した類の塾とは
全く異なる立場であります.
つづく
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