最速解法 数学 高校入試編

 巷では期末試験の季節ですが,
この時期に受験生に対して,
定期試験対策に多くの時間をかけるのは
高校受験指導上,意味がない行為と考えています.
定期テストは与えられたものを自分でやるだけの作業ですので,
わざわざ,この受験直前の時期に塾で時間を
かけてやることではないでしょう.


最近は,入試問題(数学)を使って,ひたすら最速解法
を紹介しています.
市川高や専松高、芝柏高などの標準的(よくある)問題を
出題する高校の問題などを使って授業を進めています.
上記私立高校入試問題は知識系問題が多いので,
経験を積み,正しい訓練していれば受験段階で
50分の入試問題を20分程度で解けるのではないでしょうか?


最速解法というと,何か怪しげな?
公式やテクニックを連想する人もいるかと思いますが,
そんな陳腐なものではなく,
基礎的な,しかも実直な解法と考えています.

授業では,まず生徒さんに問題を解いてもらい,
その後,どんな思考過程を辿ったかを聴きます.
その過程の中で,短縮できるもの
思考を削減できるものを指摘します.
時には遠回りと思われる解法でも,力ずくで
どうやっても出来ることを示します.

その後,最速解法の思考の提示をして,
問題に沿った例題をその場で作り
解説した後,先程の問題をもう一度
実際に手を動かしてやってもらいます.
そうすると,大抵の場合,
最速解法を身に付くことができます.

主な使用テキストである
東京出版 高校への数学
使用しながら,思考の深化を養成しています.

今回は2次関数が中心でした.
・放物線上の3点がなす三角形の面積
・よくある等積変形
・幾何的に考える方法

基本的には1問に対して
何通りもの解法を提示しています.

というのは
過去問集に掲載されている解法は
あまりにも雑で,寝ぼけた解答が多く
学習者にとっての実力養成には程遠いので,
生徒からの出た質問を中心に
解答を書き換えています.


板書より
高校入試問題 洛南高校 ,久留米大附設高

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