<夏期講習の風景(中3)>
受験生は 部活も終わり,学習に集中できる期間になりました.
今年は例年になく,とても暑いので,
受験生の皆さんは,体調に十分留意しながら
学習を進めて欲しいです.
さて,
当塾の特徴は,無駄が多い科目別の授業ではなく,
全ての科目が総合的に扱われます.
つまり,科目によってのコマ別時間割では無いです.
(教科によって担当講師が,細切れに変わることはありません.)
予め予定されたマニュアル授業日程もなく,
その場で,目の前の状況を診て対応していきます.
そこが少し変わっているところで,他塾にはない稀有な存在です.
そして,この事実が受講生を鍛えるのに
一番,効率がよく適していると考えています.
例えば,
レンズ分野を学ぶとき,
幾何光学の話へ移り,同時にホイヘンスの原理
電磁波としての光,
光の3原色から虹の原理へと展開します.
(検定教科書にその萌芽が記載してあります)
カメラの原理はも理論のこと
レンズの話から,ガラス細工の技巧,
その歴史的背景とフランスにおける
革命期前の歴史と政治制度と一気に駆け巡ります.
つまり,
数学,化学,物理,歴史と広がり,
同時に高校入試に関係する過去の出題例,
その出題意図などを指導要領に従って
提示していきます.
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追記.
この前,オリンピックの開会式が
ありました.
もちろん,忙しく全く観てはいないのですが,
たまたま開会式の映像を見ることがありました.
あの,話題になっている??
マリーアントワネットの演出です.
その次の日,フランス革命前後の政治体制
その後の展開など,授業の合間の余興で
説明しました.
(注) 「余興」とは基本的に当塾では
時間が勿体無く,集中が時れるので
休み時間はありません.
始まったら授業終了まで
休みなしで,何時間も続きます.
その中でのちょっとした,合間の余興(休み)です.
(追記終わり)
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従って,
よく耳にする,宿題を大量に出し
丸つけだけの授業をする指導者が
いるようですが,何か大事なものが
不足している指導者なのでしょう.
どこかの教材屋のテキストを
単に解いて,丸つけをしているような
時間の無駄であり,かつ素人指導ではありません.
作業的な学習は意味がないのです.
ただの時間の無駄です.
自分での理解を伴わない作業は無駄と考えます.
当塾の授業では,基礎概念を徹底的に
1から説明することから始めます.
というのは,時に中学校の教員の指導が
あまりにも適当でいい加減と感じることが多いので,
最初の基礎から説明している次第です.
最初の段階の基礎がもっとも指導者の力量の差
が出るのは,周知の事実です.
なので,敢えて基礎からの導入を重視しています.
生徒談によると,昨年の中学校英語教員があまりにも
酷く,ここに書くのも憚れるほど信じられない説明をしている教員でした.
しかし,今年の英語教員はとても実力があって,授業が楽しいそうです.
加えて,今年の理科教員も生徒を通じての授業内容を聞いていると
とても力のある方だと感じます.
このような力のある教員が多いと助かります.
授業で指摘した覚えるべき定義や,
自分を鍛えるための作業,
知識を定着させるための演習などは
自宅で自分でやることにしています.
なので,授業時の無駄な作業時間は一切ありません.
集中して聞かないと,すぐに置いていかれます.
そのような授業を行なっております.
さて,
夏期講習のこの1週間目は,受講生にとっては
いつもの中学校のまったり授業とは
違う濃密さ,スピードと感じたようですが,
こちらとしては,まだまだ準備体操モード
という感じなのです.
受講生の集中力も,回転の速さもまだまだですが,
それでも,少しキレが出てきました.
徐々に,頭が慣れてきたら,平常モードに移行
していく予定です.
夏が終わることにはジュダイとして成長して
いると願います.
また,英語教育に置いても
英文も教材屋のテキストにある
過去問そのままのつまらない
英文を読むことなありません.
この夏の時期は時間が確保できるので,
質の高い,良質の読み応えのある
英文を毎日読み込んでいます.
英文を全文訳を宿題として課すような,
無駄なことはやっていません.
学力養成期の前期では,ポイントが詰まった
短めの英文を徹底的に精読していきました.
今の夏の時期は全体の流れを把握し,
流れを緻密に読解する段階に入っています.
その中で,単語の意味を時に
語源に遡りながら,
大量の英文でコロケーションを確認しつつ
単語の本質的な意味を染み込むように入れることを
中心にしています.
また,先日の授業では
前置詞の内容でした.
1つ1つの前置詞を
じっくりと観ていきました.
その核となる使い方を,一緒に辞書で確認しながら
例文を全て解説しながら,そこに記載されている
知らない単語をその語源を指摘しながら,
説明していきました.
高校受験にとどまらず,
その先の大学受験,
またそこに留まらない先の実用英語まで
見据えた指導を心がけています.
つづく.
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